Interview Relay ~42のストーリーで想いを繋ぐ~

My Tokyo Marathon is…? みんなの絆を深める思い出の大会に

My Tokyo Marathon is…? みんなの絆を深める思い出の大会に

東京マラソンへの想いを42のストーリーで繋ぐインタビューリレー。

今回は、女子会のノリで運動できる心地いい場所がテーマのフィットネスコミュニティ「Cocochii(ココチ)」の代表、Yurikaさんです。

コミュニティ運営者の視点から感じる東京マラソンの魅力、価値、街やランニングカルチャーにもたらした変化のほか、今回東京マラソンにコミュニティメンバーと初めて参加する上で楽しみにしていること、今後20代の女性にどのようにランニングを広めていきたいかなどについてうかがいました。

20代女子も憧れる目標の大会

 

――ランニングコミュニティ運営者の視点から見る東京マラソンの存在意義、価値をどのように考えていますか?

 みんなのランニングのモチベーション、目標になる存在だと思います。東京マラソンは、どんな年代の人も楽しめる、東京、そして世界の一大イベント。東京に限らず、世界中の市民ランナーの方が、人生に一度は走りたくて応募しているのではないでしょうか。私たちのコミュニティ「Cocochii」は25歳前後の女性が多いのですが、皆、東京マラソンをいつかは走りたいと話しています。色んな世代の人が憧れる、ランニングのモチベーションになる大会だと思います。

 

――これまで東京マラソンを現地で観戦したことはありますか? もしあれば、現地で見た東京マラソンはどのような大会だと感じましたか?

 ランニングを習慣化する前、東京マラソンを現地で観戦しました。東京の大通りをランナーが埋め尽くす光景と沿道の声援の盛り上がりに圧倒された記憶があります。老若男女問わず、完走を目標に懸命に走る方や友だちと一緒に走る方、様々な目的の人がいる中で、沿道も全力で応援し、今を全力で走っている熱い光景は圧巻で、いつかは私もこのランナーの中に入って一緒に走りたいと思ってしまいました。

 

――東京マラソンが開催されるようになってから、または大会がメジャーになってから感じるランニングカルチャーにおける変化を教えてください。

 私自身、ランニング経験は約2年と浅いのですが、もちろんランニングを始める前から東京マラソンは知っていましたし、いつか走ってみたいとは思っていました。東京マラソンという都市を挙げての一大イベントが毎年開催され、華やかな大会があることで、ランニングがまだ身近でない人にとってもランニングに興味を持つきっかけになると思いますし、ランニングを楽しむ層の幅も広がったのではないかと思います。

 

友だちとお出かけするような感覚でランニング

 

――Yurikaさんがランニングを始めたきっかけ、また東京マラソンを走りたいと思ったきっかけ、理由などについて教えてください。

 ランニングを始めたのは、同世代女性の運動を始めるきっかけを作る上で、最適な運動だと思ったからです。私はスポーツ引退後、クロスフィットというトレーニングにハマり、ランニングはほとんどしていなかったのですが、ずっと思っていた“身近に運動を楽しむ女性を増やしたい”という願望は、普段行っているトレーニングよりも、靴さえあれば誰でもすぐに始められるランニングでの方が叶えらやすいと思い、ランニングを取り入れた発信を始めました。

ランニングを始めて約1年後、初めてマラソンにも出場しました。海外と日本のマラソンを走ってみて感じたのは、日本のマラソンの若い女性の出場率の低さです。海外では若い女性が友達同士で走っているのを多く見受けましたが、日本ではほとんど見かけず、ハードルが高いものとなっていると感じました。もっと若い女性にもマラソンの楽しさを味わってもらいたい。その想いから、いつかCocochiiメンバーと一緒に東京マラソンを走りたいという淡い夢を抱くようになりました。

 

――20代女性の中でランニングはどのようなスポーツとして受け入れられているのでしょうか。20代女性ならではのランニングの楽しみ方などもあれば教えてください。

 一般的には、ダイエット目的としてランニングする方が多いかと思いますが、それだけでは勿体無いと思い、運営しているCocochiiでは気分をリフレッシュさせる日常のツールとして定期的に楽しくランニングをしています。ただ走るだけでなく、暖かい時期はその後にピクニックしたりもしているので、メンバーの中では、友だちを誘って気軽に楽しめるスポーツと認識されていると感じます。友だちと心地よい風を浴びながら公園や街を走ってカフェへ行ったり、ピクニックをしたりして日常の遊びに取り込んでランニングをするのが日々の楽しみになっていますね。

 

――東京マラソンの魅力をどのように感じていますか? なぜランナーは東京マラソンを走りたいと思うのでしょうか?

 東京は、世界の中でも観光名所が一カ所に集中しており、コースでは魅力ある建物や景色を堪能しながらテンション高く走れると思います。そのような、世界有数の大都市をランナーで埋め尽くして走り抜けられうのが最大の魅力だと感じています。

また、世界7大マラソンと呼ばれているように、美しい東京の街の中を走れるので、世界のランナーの憧れ的存在にもなっています。世界中のランナーが東京に集結して、同じゴールに向かって走り切る。そこにはとても大きなエネルギーが生まれてきそうで、それを体感したのかもしれませんね。

 

みんなと笑顔でフィニッシュできるよう過程も楽しみながら

 

――東京マラソンにまつわる思い出のストーリーを教えてください。

 今回、東京マラソンは「Cocochii」メンバーと走るのですが、実はこの切符は昨年の秋に参加した東京マラソン財団主催のランニングイベント、「TOKYO ROKUTAI FES」に参加した際にくじが当選して偶然に手に入ったものです。コミュニティを始めてまだ約一年で、憧れの大会にこんなにも早くみんなで出場できるとは思ってもみなかったので、まさに夢のようでした!

今は一緒に練習している最中ですが、色々なレベルのメンバーが集まる中、みんなで同じ目標に向かって一緒にランニングを楽しめることが嬉しいです!

みんなと笑顔でフィニッシュできるよう過程も楽しみながら当日まで練習していきたいです。

 

――現時点で楽しみにしているコースの場所、あるいはコースに限らず本番で楽しみにしていることがあれば教えてください。

 浅草の雷門のあたりは普段走らないエリアですし、日本の伝統建築や情緒を感じながら走れるのがとても楽しみです。また、今回コミュニティで走る初めてのマラソンなので、みんなで協力し合いながら、東京マラソンのお祭りのようなエキサイティングな空間を最後まで存分に楽しんで全員でゴールしたいと思います。そしてこの感動体験が若い女性たちに届いて、マラソンに参加する人が少しでも増えたら嬉しいなと思っています。

 

――東京マラソン財団は、「世界一安全・安心な大会」、「世界一エキサイティングな大会」、「世界一あたたかく優しい大会」を3本の柱にして、『世界一の街東京で、世界一の東京マラソン』を実現していきたいと掲げています。これについてどう思いますか?

 安心で安全なイメージの強い日本で開催される大会なので、世界のランナーから見ても楽しく安全に参加できる印象があって、ピッタリなコンセプトだと思います。大都市東京に集まる沿道の応援も、ランナーにとっては楽しみの一つだと思っているので、日本のあたたかく優しい声援で盛り上がると嬉しいです!

 

女子会のノリで気軽に運動できる場を全国に

 

――あなたにとって東京マラソンとは? #MyTokyoMarathon is…?

 私にとっての東京マラソンは、コミュニティメンバーと走る初めてのフルマラソンです。みんなと一緒に走ることで、大会を通して絆を深めることができる貴重なイベントだと思っています。参加するメンバーの中には、いろんなレベルの人がいて、初心者が多い中の挑戦となりますが、みんなそれぞれの目標を持ちながら笑顔で走り切りたいです。これが参加するメンバーにとっても、コミュニティにとっても大きな思い出になり、今年は参加しないメンバーにとっても次の大会を目指すきっかけになれば嬉しいです。

 

――今後の東京マラソンに期待すること、ランニングカルチャーを盛り上げるために取り組んでほしいことなどはありますか?

 若者や女性も気軽に参加できる雰囲気になったら、ランニングを楽しむ人がさらに増えるのではないかと思います。東京を代表するフルマラソンの大会ということで、少しハードルの高い存在に感じている人もまだまだ多いと思います。私たちが出ることで、若い女性にとっても出場することが近い目標となって、ランニングを楽しむ女性が増えることに貢献できたら嬉しいです。

 

――「Cocohii」では今後、20代女性にランニングの楽しさ、運動することの楽しさをどのように広めていきたいと考えていますか?

 ランニングはどうしても辛いという印象を与えがちな運動ですが、運動をして日々前向きに過ごす女性たちが、楽しそうに運動をしている様子を届けることで、運動のストイックなイメージを払拭し、日常に取り入れるきっかけを創っていきたいと考えています。

きつく頑張りすぎず、あくまでも楽しく、女子会のノリで気軽に運動できる場を、2025年は東京に限らず全国に広げていく予定です!

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