Interview Relay ~42のストーリーで想いを繋ぐ~
My Tokyo Marathon is…? 亡き友人との約束を果たすために
- 走る人

東京マラソンへの想いを42のストーリーで繋ぐインタビューリレー。
今回は亡くなった友人との約束を果たすために東京マラソンにチャレンジしたSubroto Bhattacharyaさんのストーリーをご紹介します。
友人と交わした約束は永遠
――現在掲載されているインタビュー記事で最も共感した記事を教えてください。何km目のランナーの記事ですか?
18km地点での茂木健一郎氏へのインタビューが、最も心に響きました。彼と同じように私も東京マラソン2025のチャリティランナーでした。
――東京マラソンの一番の魅力、走りたくなるポイントはどんなものですか?
美しい街並み、活気に満ちた街での素晴らしい運営、そして日本の人々のおもてなしとサポートが組み合わさったユニークなマラソンです。
――あなたの心が動いた東京マラソン関連のエピソードやストーリーを教えてください。
私はプラン・インターナショナル・ジャパンのチャリティランナーとしてアメリカに移住した私の友人であり、ガン患者でもあるマブチ・マサハル氏に敬意を表するため東京マラソン2025を走りました。マブチ氏は残念ながら昨年がんでお亡くなりになってしまいましたが、私は彼の奥様に、彼に敬意を表するため東京を走ると約束していました。
残念ながら、レースを完走することは叶いませんでした! 大会当日は足が動かず、制限時間に間に合いませんでしたが、東京マラソンのコンセプトである「東京がひとつになる日。」の通り、友人との約束を果たすために再び東京マラソンに戻ってくることを約束します。
私たちはみな、多くの困難に直面しながら人生を歩んでいます。中には、思っているよりも早く人生という名の旅に終わりを告げられてしまう人もいます。しかし、私たちはこの世でもあの世でも常に結ばれており、交わした約束は永遠です。私は、マブチ氏との約束を果たすために再度、機会を得ることができればと願っています。
東京マラソンは愛と平和の文化を体現
――ずばり、あなたにとって東京マラソンとは!?
私にとって、東京マラソンは、「逆境との闘い」からの成功の象徴です。日本は、2度の原爆投下で壊滅的な打撃を受けた後、文化を守りながら復興を遂げた世界で唯一の国だと思います。東京(マラソン)は、怒りではなく、愛と平和をもって実行されるレジリエンス(回復力)の精神を体現していると思います。