Interview Relay ~42のストーリーで想いを繋ぐ~

My Tokyo Marathon is…? 憧れの存在あり、身近に感じる大会

My Tokyo Marathon is…? 憧れの存在あり、身近に感じる大会

東京マラソンへの想いを42のストーリーで繋ぐインタビューリレー。

今回は、女性のためのランニングコミュニティ「GOGIRL」を主宰する浅野美奈弥さんです。

コミュニティ運営者の視点から感じる東京マラソンの魅力・価値、東京マラソンが街やランニングカルチャーにもたらした変化のほか、今後女性にどのようにランニングや運動することの楽しさを広めていきたいかなどについてうかがいました。

東京マラソンは、私のランニング人生の目標の一つ

GOGIRLのメンバーが東京マラソン2021に参加した時の記念グッズの数々

 

――ランニングコミュニティ運営者の視点から見る東京マラソンの存在意義、価値をどのように考えますか?

 東京マラソンはランナーであれば誰もが1度は走りたいと思う、日本を代表するマラソン大会で憧れの存在です。東京マラソンがあることで、一つのランニング人生の目標になりますし、自分が出場できなくてもコミュニティのメンバーやランニング仲間が出場すると自分のことのように応援したくなると思います。

 

――東京マラソン当日の街の様子、大会の盛り上がりをどのように感じましたか?

 当日は街全体がお祭りのような雰囲気になっていていますね。沿道で応援する人たちは名前の書いた旗やメッセージボードといった応援グッズなどを作ってきていたり、仮装して応援していたりするので、それを見ているだけでもとてもワクワクした気持ちになります。私自身も実際にマラソン大会を走るときはそういった応援メッセージに勇気づけられています。

 

――東京マラソンが開催されるようになってから、または大会がメジャーになってから感じるランニングカルチャーにおける変化を教えてください。

 数年前までは、ランニングやマラソンをする人は年齢層が高いイメージがあったのですが、東京マラソンがメジャーになってから若い層のランナーが増えた気がします。また、いろんなランニングコミュニティが増えたことも若い層のマラソンランナーが増えたきかっけだと思いますね。

 

「仲間と走ることを楽しむ」ことを大事に

――女性の中でランニングはどのようなスポーツとして受け入れられていると感じていますか? また、女性ならではのランニングカルチャーや楽しみ方などあれば教えてください。

 マラソンは、女性の中ではハードなスポーツのイメージがあると思いますが、私たちのコミュニティでは「仲間と走ることを楽しむ」ということを大事にしているので、大会なども同じコミュニティの仲間と参加することでより楽しいイベントになると感じています。同じ女性同士で走ることで、女性ランナーの存在が目に見えることも女性ランニングコミュニティを運営している一つの理由です。

 

――東京マラソンの魅力をどのように感じていますか? なぜランナーは東京マラソンを走りたいと思うのでしょうか?

 アボット・ワールドマラソンメジャーズで世界7大マラソンの一つになっていることや、日本を代表するマラソン大会なので世界中からたくさんのランナーが集まってきますよね。また、コースも観光名所を回れるコースになっているため、ランナーはもちろん応援する沿道の人たちも楽しめる大会だから、これだけ人気のある大会になっているのかなと感じています。

 

――GOGIRLのメンバーの中では東京マラソンはどのような大会として受け止められていますか?

 GOGIRLのなかでも東京マラソンは「いつかは走りたい憧れの大会」と思っている子が多いですね。「いつか挑戦したい」「みんなで出場したい」などの声がよく上がっています。

 

実際に感じた「あたたく優しい大会」

――東京マラソンとの思い出のストーリーを教えてください。

 私はまだ出走した経験がないのですが、毎年友人がたくさん出走するので、応援に行くのが楽しみです。その中でも特に思い出として残っているのが、5年ほど前の大会で、私が経営するケータリングサービスでよく出しているエナジーボールを作っていって沿道で応援しました。その日は雨の中で大会が開催されていて、ランナーのみんながとても寒そうでした。ただ私も雨の日のレース経験があるので共感できるのですが、雨の方がタイムが出やすい印象があります。その日も自己ベストを更新している友人が多く、エナジーボールのおかげかな(笑)と思ったのを覚えています。

 

――東京マラソン財団は、「世界一安全・安心な大会」、「世界一エキサイティングな大会」、「世界一あたたかく優しい大会」を3本の柱にして、『世界一の街東京で、世界一の東京マラソン』を実現していきたいと掲げています。これについてどう思いますか?

 今掲げている3本の柱は、とても良いコンセプトだと思います。「世界一あたたかく優しい大会」が特に好きで、ランナーにも、応援者にも、大会に関わらない人にも、街にも、環境にも全てにおいて優しい大会が作れるといいなと思います。

実際に私も現地で大会を見てきた中で、沿道の皆さんの応援が温かいことと、ボランティアの皆さんがランナーに声をかけている姿が「あたたく優しい大会」だと感じました。

 

ランニングがもっと楽しくなるイベントを

GOGIRLとして東京マラソン財団主催のランニングイベントTOKYO ROKUTAI FESなどにも参加している

 

――あなたにとって東京マラソンとは? #MyTokyoMarathon is…?

 まだ走ったことがないので、いつか走ってみたい憧れの存在でもあり、東京に15年も住んでいるので身近な存在でもある大会です。いつか出場できた際には、東京の街を楽しみながら走りたいですね。そして、ずっと目標にしているサブ4を達成したいです!

 

――今後の東京マラソンに期待すること、ランニングカルチャーを盛り上げるために取り組んでほしいことなどはありますか?

 ランニングに興味はあるけどまだ走っていないという人に向けた『ランニング×〇〇』みた いなイベントが大会前に開催されると楽しそうだなと思います。私たちのコミュニティでもランニングを楽しんでもらうために、色んな世代が参加できる運動会を開催したり、ランニングフェスといって、音楽ライブや、マルシェを開催したことがあり、それらがランニングを楽しいと思ってもらうきっかけにもなりました。ですので、そういったランニングと何か別のものを掛け合わせる楽しいイベントがあると嬉しいなと思います。

 

――GOGIRLさんでは今後、ランニングの楽しさや運動することの楽しさをどのようにして多くの女性へと広めていきたいと考えていますか?

 ただ走る練習をするだけでなく、ランニング以外の楽しいイベントをたくさん企画していきたいと考えています。楽しいイベントの延長でマラソン大会に出場するハードルが下がって、挑戦しやすくなると良いなと思います。女性は特にライフステージが変わると諦めなければならないことが多く出てきますが、ランニングや運動することはそれぞれのペースで続けられるので、ランニングや運動を通してずっと楽しめることを今後は広めて行きたいですね。

 

 

東京レガシーハーフマラソンは2022年の第1回、2023年の第2回大会に出場している浅野さん。東京レガシーハーフマラソンの魅力を語ったインタビュー記事も掲載されています!

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