Interview Relay ~42のストーリーで想いを繋ぐ~
My Tokyo Marathon is…? 一生に一度の忘れられない経験と思い出
- 応援する人

東京マラソンへの想いを42のストーリーで繋ぐインタビューリレー。
今回は東京マラソン2025でポーランドと東京をつなぐ感動的な体験をしたと語るZafranekさんの素敵なストーリーをご紹介します。
何年もかけて目指してきた夢を実現する場所
――現在掲載されているインタビュー記事で最も共感した記事を教えてください。何km目のランナーの記事ですか?
私が最も共感したのは、11㎞地点のランナー、三津家貴也氏のインタビューです。東京マラソンが絆を強め、忘れられない思い出を作るという彼の話は、本当に感動的でした。
過去に東京では様々な国際レースが開催されていて、1991 年の世界陸上選手権東京大会女子マラソン世界チャンピオンであるワンダ・パンフィルや、イザベラ・トゥルザスカルスカ、とカロリナ・ナドルスカなど多くのポーランド出身の女性マラソン選手が活躍しています。彼女たちの献身と成果は、私にとって大きなインスピレーションとなっています。そういった意味でも東京マラソンは私にとっての憧れの大会でもあります。
――東京マラソンの一番の魅力、走りたくなるポイントはどんなものですか?
東京マラソンは世界でもユニークで権威のあるレースの 一つで、たくさんの魅力に溢れていて、いつか必ず参加してみたい夢の大会です。
私は残念ながら、夫と一緒に走ることができませんでしたが、東京マラソン2025を完走した夫から聞いた東京マラソンの魅力を紹介します。
文化および歴史的な体験――東京タワー、浅草寺、皇居などの東京を象徴するランドマークを駆け抜ける東京マラソンは、日本の古代の伝統と現代の都市生活の融合を体験することができます。
東京のエネルギー――東京を駆け抜けるマラソンを走ることは、東京中の観客の声援を受け、大都市の鼓動とエネルギーを感じさせてくれます。
忘れられない雰囲気――完璧な運営からボランティアやファンの温かさまで、東京マラソンは刺激的でありながら調和のとれた雰囲気で知られています。観客のエネルギーとおもてなしの精神は、ランナーの心に永遠に残るイベントとなっています。
本物のグローバルイベント――東京マラソンは世界中のアスリートが集結し、異なる文化を持つ人々とランニングへの情熱を共有する素晴らしい機会となっています。
日本の自然と象徴的なランドマーク――遠くに富士山が見えるかもしれない中でマラソンを走るというのは信じられないほど素晴らしい経験です。レースの後は、有名な桜や静かな寺院など、日本の美しい自然を探索することもできます。
アボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)の達成に向けて――東京マラソンを完走することで、長年目指しているきた目標であるSix Star Finisherメダル獲得に一歩近づくことができます。
私にとって、東京マラソン2026は42.195kmを走ることだけではありません。もし走る機会を得られるのであれば、憧れの街と文化を体験し、何年もかけて目指してきた夢を実現することができると思い、ワクワクします。
家族みんなで東京マラソンに参加している気持ちに
――あなたの心が動いた東京マラソン関連のエピソードやストーリーを教えてください。
東京マラソン2025に参加した夫とそれをポーランドから応援した私とその家族との経験は私にとって最も感動的な東京マラソンの経験となりました。夫と私は何年もの間、一緒に世界を旅し、マラソンに参加してきました。私はSix Star Finisherメダルを目指していて、東京マラソンを走ることは私たちの旅の一つの節目になるはずでした。
運命のいたずらか、その夢を叶えることはできませんでした。夫は幸運にも東京マラソン2025の出場チケットを手にしましたが、私は当選しませんでした。夫はスタートラインにいて、私は遠くからしか応援することしかできませんでした。私の気持ち的にはチャレンジングなことでした。夫と一緒にスタートラインに立ち、素晴らしいレースのエネルギーを体験し、並んでフィニッシュラインを越えることをどれだけ願ったでしょうか。
しかし、夫の近況報告や他の参加者の話から、レースのエネルギーを感じることができました。雰囲気は格別で、何万人もの観客がランナーを応援し、ボランティアが日本のおもてなしを体現し、参加者の間には驚くべき一体感があることを感じることができました。私はその場にいることはかないませんでしたが、本当に感動しました。
特に感動した話は、ガイドランナーの助けを借りてマラソンを完走した視覚障がいのあるランナーの話です。彼らの決意とチームワークは、東京マラソンの本質、つまり忍耐、友情、そして自分のためだけでなく、より大きな何かのために走ることを象徴していると思いました。
そして、最も感動的な瞬間は、フィニッシュラインの直前の夫からの電話でした。42km地点に近づくと、夫はビデオ通話で東京マラソンの最後の瞬間をライブストリーミングしてくれました。その時、ポーランドは午前6時で、私は2人の息子と朝食のテーブルに座って、彼の喜びと興奮を分かち合うことができました。その電話のおかげで、何千kmも離れた場所からでも、私たちは家族は一緒に東京マラソンに参加しているように感じることができました。
東京マラソンは単なるレースではありません。情熱、決意、団結の大会です。私はこの経験を通じてさらに東京マラソンを走ることへの情熱、そして東京の街で自分の物語を作ることへの決意を固めることができました。
――東京マラソンは2027年に20回大会を迎えます。世界一の大会になるために、東京マラソンに期待したり、もっとパワーアップして欲しいことはありますか?
東京マラソンはすでに世界で最も権威があり、素晴らしい組織力のあるレースの1つであると思っていて、2027年の20周年記念大会は特別なイベントになることを信じています。私はこの節目の大会に大きな期待を抱き、世界中のランナーにとって究極のマラソン体験になるようなアイデアを考えました。
例えば、特別なアスリートビブスのデザイン、特別なフィニッシュエリア、または特別なセレモニーの開催などです。
今は未完の物語を必ず完遂したい!
――ずばり、あなたにとって東京マラソンとは!?
私にとって東京マラソンは単なるレースではありません。私の夢、挑戦であり、忍耐が報われる、祝福される場です。私にとって、東京マラソンは世界中のランナーが集まり、素晴らしい街で忘れられない思い出を作る一生に一度の経験になると信じています。今は未完の物語ですが、いつか必ず完遂しようと決意しています。