Interview Relay ~42のストーリーで想いを繋ぐ~

My Tokyo Marathon is…? マラソンに関わるすべての方と接点を持てる大切な大会

My Tokyo Marathon is…? マラソンに関わるすべての方と接点を持てる大切な大会

東京マラソンへの想いを42のストーリーで繋ぐインタビューリレー。

今回はオフィシャルパートナーのアシックスです。

2007年の第1回大会からオフィシャルパートナーとなったきっかけをはじめ、長くランナー・大会を支えてきた立場から感じる東京マラソンの成長、そして節目の20回大会を迎えようとしている東京マラソンに期待することなどを、同社の廣田康人代表取締役会長CEOにお伺いしました。

スポーツを通じて心身ともに健康で幸せな生活の実現を目指して

第1回目の開催となった東京マラソン2007から東京マラソンを支え続けるアシックス。東京マラソン2007 EXPO出店の様子

――東京マラソンのオフィシャルパートナーになったきっかけを教えてください。

 アシックスは、創業哲学である「健全な身体に健全な精神があれかし」を表すブランド・スローガン「Sound Mind, Sound Body」のもと、スポーツを通じて心身ともに健康で幸せな生活の実現に向けて取り組んでいます。マラソンにおいても、ランニングをする・支える・応援する楽しさや喜びを皆みなさま感じていただきたく、世界各地の大会サポートを続けています。日本でも第1回東京マラソンが開催されることになり、名実ともにアジアを代表する世界トップクラスの大会の成功に是非協力させていただきたいと考え、オフィシャルパートナー契約を締結させていただく運びとなりました。

 

――これまでオフィシャルパートナーを続けている理由を教えてください。

 マラソンは、スポーツを愛するすべての方が、一生涯何らかの方法で関わることのできるとても魅力的なイベントです。ランニングを楽しむランナーだけではなく、応援やボランティアなどさまざまな関わり方が出来ます。東京マラソンは世界中からランナーが集まります。スポーツの魅力・東京の魅力を世界中に伝えられる重要な機会ですので、日本発のスポーツブランドとしても全力でサポートしてまいります。

 

普段のランニングやボランティア活動が社内にも浸透

――オフィシャルパートナーとして東京マラソンを活用して社内で取り組んだ事例などはありますか?

第1回大会から社内有志がボランティアチームとしてボランティア参加している

 社員ボランティア活動に初回から参加しています。第1回大会の2007年はフィニッシュエリアでタオルかけ、2008年からはコース整理、2020年は給水所などさまざまなエリアで活動の機会をいただき、ランナーだけではないボランティアの楽しみを見出した社員が多数います。また出走する社員同士で声を掛け合い休日に練習を行うなど、新しいコミュニケーションのかたちが生まれました。

2020年は、前年大会の気温が低くフィニッシュ後のランナーが非常に寒そうにしていた課題をもとに「フィニッシャーローブ」を作製し、よりランナーの気持ちに寄り添った商品提供をさせていただきました。

 

――オフィシャルパートナーになったことで感じる社内での変化についてはいかがでしょうか?

企業ボランティアとして、大会、ランナーに寄り添うことで開発・提供されるようになったフィニッシャーローブ。今では東京マラソンのフィニッシュ後の風景としてすっかり定着し、完走したランナーの温もりと誇りを象徴するアイテムとなっている。

間違いなく「ランニング」というワードが社員のマインドの中に常に入っている状態になっていると感じます。第1回大会には特に多くの社員が東京マラソンにチャレンジしていますが、このスタートダッシュから現在に至るまで、ランニング文化は社内でも拡大し続けています。業務ではもちろんのこと、普段のランニングやボランティア活動を通じて、スポーツの楽しさ・支える喜びというものも社内に浸透していっています。

 

東京マラソンは世の中に良い影響を与えるステージへと成長

ランナーの走りを支えるアシックスのブースは海外からのランナーにも人気が高い。東京マラソンEXPO 2024の様子。

――東京マラソン開催が決定した時に感じたこと、そして現在感じることを教えてください。

開催が決定した時は、すでに多くのマラソン大会をサポートしていたので、アシックスがこの経験・知見を東京でも生かさない手はない、と感じました。大都市で行われる市民マラソン大会が、人々にも大きな価値をもたらすと思ったからです。そして第20回目を迎えようとしている現在、第1回から感じていたことが間違っていなかったと確信するまでの「日本・世界を代表する市民マラソン大会」になっている、と感じています。

 

――開催当初の東京マラソンと現在の東京マラソンの違いについてはどのように感じていますか? 

開催当初の東京マラソンは 3つの柱(する、見る、支える)、つまり主役のランナーが走る(する)、沿道からの応援者・その環境の整備と地域へのサポート(見る)、運営するためのボランティア協力(支える)、これらを完結することが中心でした。現在は『社会貢献』のステージへ発展、成長していると感じています。世界で注目されているサステナビリティ、ダイバーシティ、チャリティの意識を高くもち、世界有数のマラソン大会として如何に世の中に良い影響を与えられるかを考え、実施するステージへ成長していると感じます。

 

――では、東京マラソンが開催されるようになってから感じている街や人の変化についてはいかがでしょうか?

街中でランナーを見かける機会が増えています。走ることが日常に馴染んできている、ということではないでしょうか。また、地方大会で東京マラソンのウエアを誇らしげに纏って走られている方を見かけると、東京マラソンの文化が日本中に根付いてきたと感じます。日常の話題の中に「東京マラソン走る?」という話がでるようになり、普段運動をしない人でも、東京マラソンなら挑戦してみよう、東京マラソンなら出来そう!という気持ちになる、そういった変化をもたらしていると思います。

 

すべての人が笑顔になれるような大会に

――東京マラソン財団は、「世界一安全・安心な大会」、「世界一エキサイティングな大会」、「世界一あたたかく優しい大会」を3本の柱にして、『世界一の街東京で、世界一の東京マラソン』を実現していきたいと掲げています。これについてどう思いますか?

同じく「No.1」を目指す企業として、パートナーというかたちで本大会に参画できることを誇りに思うと同時に、アシックスだからこそ提供できる商品やサービスを活用し、ランナーやボランティアのみなさまにとっての東京マラソンの価値を更に高めていきたいと考えています。世界中のランナーが、いつかは出たい大会として東京マラソンを真っ先に挙げてくださるような、ランナーにとって憧れる大会になっていただきたいと思います。

 

――御社にとっての東京マラソンとは? #MyTokyoMarathon is…?

マラソンに関わるすべての方と接点を持つことのできる、大切なイベントです。さまざまな場面で国内のみならず海外のお客様にもアシックスの商品やサービスを知っていただき、東京マラソンの楽しさ・素晴らしさをお客様や関係者のみなさまとともに体感し、成長することのできるイベントです。

 

――今後の東京マラソンに期待することを教えてください。

アシックスも「安心・安全」は一番重要な項目として、日々商品開発・サービス提供に努めております。東京マラソンも引き続き、安心で安全なマラソン大会で在り続けるとともに、年齢や体力に関係なく、誰もが参加したくなるような大会となることを期待しています。そしてそれぞれが自身の「東京マラソン」を楽しみ、すべての人が笑顔になれるような大会になってほしいと願っていますし、サポートしてまいりたいと思います。

 

――その他 東京マラソンへの想いがありましたら教えてください

「華麗に加齢に抵抗する」をモットーに東京マラソン2025で10回目の出走を迎える廣田CEO

東京マラソンにかかわるすべての人々が主人公になれる日! 最高のイベントに参画できることに幸せを感じています。

私も今回で東京マラソン出走10回目を迎えます。「華麗に加齢に抵抗する」をモットーに、今後も走り続けたいと思います。

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